NHKハートフォーラムを視聴いたしました。
福岡市で在宅医療をされている内田直樹先生の「コロナ禍において認知症とともにより良く生きる」、同じく福岡市にて訪問歯科診療を行っている中尾祐先生の「認知症の方の『食べる』をささえる歯科のはなし」というテーマでした。
福岡市別府歯科医院の中尾祐先生のご講演では、
・歯磨きの意義
・介護高齢者の一番の関心事は食べることである
・口や顎を動かすことが全身の機能を維持、向上につながる
というところが印象に残りました。
しっかり歯を残すことで咬むことに繋がり、咬むことが顎の筋肉への運動、脳への刺激につながるというところに共感いたしました。
死ぬまで感で食べる 誤嚥性肺炎を防ぐ12の鉄則という本をおすすめします。
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内田直樹先生の講演では
・認知症の予防策は栄養、運動、社会活動
・これを行うと健康寿命が伸びるけれども、その先にみな認知症になる
・どんな方でも支障なく生活できる地域社会づくりが大切
というところが印象に残りました。
内田先生のご活動はこちらの書籍がおすすめです。
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書籍の中では精神科医による多様な取組が描かれています。
・実際の症例を通した認知症を伴う生活者とご家族への支援の様子
・在宅医療と精神科医療のそれぞれの歴史と融合
・認知症医療は地域づくり
など、日本の各地域での活動が紹介されています。
お時間がある方はぜひ読まれてみてください。